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【介護の未来とDX】

【介護の未来とDX】
若松のさわやか海峡館にお声がけいただき、視察・勉強に伺いました。とても温かく迎えてくださり感謝です。

僕の祖母も、晩年は認知症もあり、施設に入っていました。
最初は両親が自宅で介護していましたが、要介護認定が上がるとともに、親を大切に思う身内だからこそ抱えてしまうしんどさや、安全に豊かな時間を過ごしてほしいと思う家族の想い…いろんなことを思い出しました。

こちらの施設では産学官の連携により、さまざまな課題の解決と価値を創出しています。
全ては書ききれませんが、
例えば、九工大との連携による、介護記録AIアプリ(FONLOG)により、手書きしていた入居者さんの記録を、誰でも使いやすいシンプルな画面と簡単な操作で、スマホで行えるように。作業時間は格段に減少。
またアンシエルという起き上がり検知と睡眠管理のできるセンサーを導入することで、夜間の見回り回数は4回から1回に減少。かつ、転倒事故数は半数にまで減少し、入院率が減り、入居率は上昇。

DXによりムリ、ムダ、ムラをなくし新たに生み出した時間を、心の豊かさを生み出す時間に。例えば、九大との連携でできたライフマップを使い、入居者さんのこれからの目標やこれまで大切にしてきた気持ち、やりたいことを引き出し、その実現に向けてみんなでサポートする。施設内でスナックをしたり、バーテンダーをしたり、農作業をしたりなど、様々なやりたいことを実現させていました。

DX化により業務効率化して、出来た時間を人として豊かに生きることに使う。ITなどのテクノロジーは、それ自体が目的ではなく、人間がより人間らしく生きるためのもので、まさにその好事例だと思いました。

さわやか海峡館の視察を経て、この10年実証実験を通して、徹底してデータ化、検証、最適化を繰り返し、入居者にとって職員にとってより良い介護現場へと進化していっていると感じました。大変勉強になりました。

政令市で最も高齢化が進む北九州市。「未来の介護大作戦」が始動していますが、産学官連携により、北九州市が未来の介護を探究し、課題解決都市へと飛躍していける糸口を大いに感じました。