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じんと

【対話、会話をしていますか】

【対話、会話をしていますか】
これほど政治不信が強まる中で、長崎3区の投票率は35%。他の2つの選挙区でも投票率は前回よりも大きく下回った。興味も期待もないから投票に行かない、ではなくて、他人任せにしていられないからこそ投票に行く、とならないのは、なぜだろうか。
少し長いですが最後まで読んでいただけたら嬉しいです。

最近、多くの方とお話ししたり、勉強会などでよく聞かれるキーワードは「参加」「対話」また「会話」という言葉だ。投票率が高い地域だったり、海外の例を見ても投票率が高いところは大抵このキーワードが出てくる。

対話までいかなくとも、僕たちは、目と目を見て、家庭で、学校で、会話をしているだろうか。いつでも動画やゲームのできるタブレットや携帯に目を落とし、目の前の大切な人を見たり、興味深い会話を楽しむことを忘れていないだろうか。

人は人との関わり、社会との関わりの中で、異なる意見や価値観に触れ、自分の意見を持ち、自分を理解することができる。社会の一員である自覚が生まれる。そんな経験を幼い頃から家庭や学校で積み重ねているかどうかは、大きい。
日本の教育現場は、政治や社会から必要以上に距離をとっているように思う。社会との繋がりが薄く子どもが受け身の教育で、社会に出ていきなり自分の意見を言え、と言われてもなかなか難しい。

投票率の高い国は小学校から大学まで、自分が社会にどう貢献したいかを考える機会や学生が政治家と直接話す機会も非常に多い。自然と、学校生活の中で「社会へ影響を与える方法」や「議論の仕方」などを練習する機会が多いのだろう。若い人たちが政治から距離を置くことを選ばず、政治にどんどん近づくことで、社会は変えていける。自分が社会の一員であり参加しているという意識が投票率に繋がっているのだろう。

選挙は民主主義の根幹だと良く言われるが、民主主義とは、まさに民が主となって、社会をつくっていくことであり、民が社会に参加して意思決定していくことだから。

それと、もうひとつ。補選のニュースに映し出されるのは、他の候補を貶めるようなひどい選挙妨害や、街頭に立つ政治家の、必死さとは違う悲壮感の漂う顔…。
そりゃ特に若い人たちは政治や選挙に関わろうとは思わないだろうと感じる。楽しそうじゃないし、ネガティブなものに人は寄って行かないと思う。選挙は罵り合いじゃない。志や理想、政策のぶつけ合いじゃなきゃ。社会をより良くするための政治家を選ぶのが選挙だ。

政治家は本来、暗く汚いことをする職業ではない。それなのにそんなイメージになった原因を、根本的に見直し、変えていかなければならない。それも、初めだけ聞こえのいい改革案ではなく、必ず実現できるかたちで。

お金や利権によって本質を見失ってしまった古い政治から、市民国民のために本気で動く新しい政治を始めて信頼を取り戻さないといけないと今回改めて強く感じた。
そしてその先に世界情勢を鑑みて、この国をどうするのかという本質的な議論を進めていかなければ。
それもベースは対話にある。強く美しい日本という国を守り、次世代に自信を持って渡せる日本にするために。