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政務活動

6月議会

〜6月議会質問。グローバルに考え、ローカルに動く〜


【①新設のサーキュラーエコノミー推進課。】
3月末にオランダへ行きましたが、僕の中で、もうひとつ、目的がありました。
それは、「サーキュラーエコノミー」のグローバルリーダー都市であるアムステルダムのサーキュラーエコノミーの実践を現地で学ぶためでした。
環境モデル都市と掲げる本市には、昨年3月から「サーキュラーエコノミー推進課」が新設されています。

サーキュラーエコノミー(循環型経済)とは、従来の資源を「取って」「つくって」「捨てる」といった一方通行型の経済モデルから、「捨てる」のフェーズをなくして、全てを資源として使用し続ける循環型の経済モデルのことです。

注目すべきは、環境負荷の軽減だけでなく、経済創出が期待できること。経済産業省によると、サーキュラーエコノミー関連市場は国内外で急速に成長しており、2030年までに全世界で4.5兆ドル、日本国内だけでも2030年までに約80兆円の市場規模が見込まれるとのこと。
オランダ・アムステルダムは2015年に「2050年プラン」を公表、サーキュラーエコノミーを本格的に推進。産学官民一体で、廃棄を出さない仕組みづくりは、経済効果創出、環境負荷軽減、リスク管理など同時に達成している手法として注目されています。

実際にまちを歩いていると、まちなかコンポストや衣類回収ボックス、給水スポットや廃材を使った建物など、資源循環を視覚的に感じることができるほど市民生活に浸透していました。末吉市長時代から環境に力を入れてきた北九州市。産学官では進んでいるものの、市民生活でそれを感じることは少ない…。これまで築いてきた本市の環境のブランドを更に深く進化させるためにも、現状の取組に併せ、市民に見える形での循環型社会の浸透を要望しました。

ただ欧州の取組を真似すればいいのではなく、北九州の風土、また北九州市民の感じ方に合った仕組みづくりが必要。そもそも物を大切に使う習慣などは日本人が本来持っている感覚に合うものでもあります。グローバルに考え、ローカルに行動することで、その地域に合った答えに近づけると考えています。


【②「北九州、なんかすごくない!?」】
バレーボールネーションズリーグという大きな大会の誘致、そして開催地として北九州の知名度も高まり、市民の目で変化を見てとれるニュースは嬉しいものです。
今回質問した、グローバルマーケットアクアパーク桃園も、可能性溢れるプールです。以前に要望していたことでもあるのですが、競泳の国際大会には水深の規制があります。光熱費やその他課題を乗り越え、その規定を常に満たした状態の運営が行われています。(実際既にかなり有名な選手がお忍びで練習に来ています!)

大会に準じた環境を整えたプールに一流選手が練習に来たり、それを間近で見られることは、子どもたちにも夢を与えられる良い機会となると思います。桃園プールが水泳の聖地となる可能性も😊
先日大学生たちが、バレーボールネーションリーグやパルクールの世界大会などが北九州で開催されることに対し「なんで福岡やないん!!なんで北九州なん!?なんか北九州すごくね!!?」と話していました。

「何か変わってきてる。」と、街の空気が明るく変わっていくこと、そして「北九州すごいやん!!」と街の発展を担う次の世代が明るい希望を感じていくことは、非常に大切なことだろうと思います。
ただ同時に、意見が割れやすい課題や乗り越える壁の多い問題に対しては、誠実に向き合い続けることも必要だと痛感しています。

僕の質問でとりあげたものはまだまだ一部で、北九州市では、あらゆる分野でたくさんの挑戦が進行中です。淀まず、明るい希望溢れる街として、大切なものは守りながら変わり続ける。北九州の発展の加速、また取組の深化をどんどん図っていきたいと思っています。